【メキシコシティ】闘牛って残酷なんだね...
マイアミからメキシコシティに上陸!!!
メキシコにはロデオ、サッカー、プロレス...いろんなエンターテイメントがあるんだけど、その中でも見たかったのが闘牛!!
でも闘牛って意外と残酷らしくて、会場では動物愛護団体が反対運動とかしてました。
スペインではだんだん廃止されていってるらしい!
今のうちに見ておきたかったので、今回は闘牛のお話をしましょう!
さてー闘牛場に向かいましょう!
闘牛場はサッカースタジアムのすぐ横!
クラブアメリカって名門チームの本拠地のすぐ横にあります。
メキシコシティの中心地からは遠いので地下鉄を利用しましょう!
メトロ・サン・アントニオを降りたら、人の流れに沿っていけばつきます!
闘牛観戦者が多いので、迷うことはないと思います。
チケットはすごい並んでいたり、安い席は売り切れてしまうので、早めに行って買った方がいいみたいです。
それを知らなかったので、僕らはダフ屋のおっちゃんから買いました。
値段は90(=¥540)ペソのとこ、140ペソで買いました。
140(=¥840)ペソでも日本円で1000円以下!!って安い!!
闘技場の周りには闘牛のオブジェクトがたくさん!!
チケットのバーコードをピッってやって入場です!!
休日ってこともあって会場は超満員!!
今回 闘技を行うマタドールたちが入場してきます。
ちなみにこの地面の文字は葉っぱで書かれています。
この防具をつけた馬に乗っている人がピカドール!
その前にいる人がバンデリジェーロっていわれる人たち!
マタドールにもランクがあるのです。
闘技場に敷き詰めていた文字を掃除して、水をまいて...
闘牛開始!!!!!!
まずは3人がかりで、ピンクの布をひらひらさせてとにかく走らせます。
右隅に写ってるけど、日本の球場みたいに、物売りがたくさん来ます。
とにかく走らせて体力を奪ってから、ピカドールの登場です。
ピカドールは防具をつけた馬に乗って、上から槍を突き刺します。
しかし!まだここでは殺しません。
牛も痛いのでものすごい力で馬を押し返します。
馬も負けないように踏ん張るので見ごたえがあります。
突き刺したら、下に写っているバンデリジェーロがひらひらさせて気を引く間に馬は場外へ逃げます。
次に登場するのはバンデリジェーロ
バンデリジェーロは両手に短剣を持って背中に突き刺します。
1頭の闘牛に対して3人バンデリジェーロが短剣を2本ずつ突き刺します。
まだ殺しません。
短剣を突き刺した後は,またバンデリジェーロの3人が広がって、ぐるぐる走らせます。
そして登場するのがマタドール!!
僕らがパッとイメージする闘牛士はこのマタドールのことだと思います。
真っ赤な布を持つのはこのマタドールだけ!
バンデリジェーロたちはピンクの布をヒラヒラさせます。
マタドールは赤い布と上半身を動かしてかわします。足は全く動かしません!
ギリギリのところをヒラヒラしてかわすと会場からは"オレ!!!"と歓声が響きます。
何回か連続で交わしたししながら、ついに決戦です!!!
これを繰り返し、マタドールは観客にとどめを刺していいか同意を求めます。
同意が得られると、ヒラヒラさせて走ってきた闘牛をギリギリかわして、剣を突き刺します。
しかしまだ牛は生きています。
ここから力尽きるまで場内をひたすら走らせます。
数分間走ると牛は力尽きて自ら地面に座り込んでしまいます。
もちろん剣を何本も刺し続けるのも十分残酷なんだけど、自分で諦めて座り込むまで走らせる。”自分で”ってところがなんとも歯がゆい...
地面に座って、ゼェゼェ言ったら、別の闘牛士が出てきて、短剣で首を刺して一撃で楽しさせてあげます。
命が尽きたら馬によって引きずられます。
必死に長い時間戦った牛ほど場内を引きずってあげるらしいです。
上手なマタドールにはスタンディングで拍手が送られます。
拍手が多いと場内を観客席に沿って一周します。
その時に帽子を投げ込むと、投げて返してくれるみたいです。
ちなみに1日で3~4グループが行うので4頭の牛と戦います。
闘牛が残酷なのは見ての通りですが、闘牛士がかわすたびに興奮してる自分もいて複雑な気持ちです。
一思いに殺してやらないところと、自分で力尽きるまで戦わせるところに惨さを感じました。
でも貴重な経験なので見れてよかったです。